どうも、ruichikaパパです。
保育参観レビュー第3弾は保護者会での様子です。
子ども達の様子は別の記事にまとめています!ぜひご覧ください。
保護者研修会:テーマ「子どもが親の言うことを聞かない理由」
今回の保護者会は保護者研修会、にじいろグループさんを講師に招いてのワークショップでした。
「子どもが親の言うことを聞かない理由」というテーマのもと「子どもも、親も、気持ちよく過ごすためのコツを知る」という目的のお話でした。
うちの子あるある=子育てあるある
お話の1つ目は我が家の子育てあるあるをお隣の人と言い合う。
うちのお姉ちゃん&弟くんは
- イタズラする→ママ怒る→聞かずにまたイタズラする→パパ怒る→大泣き
- 危ないことする→ママ・パパ怒る→聞かずに痛い目に会う→大泣き
- お友達の家に行く→すごく良い子→家に帰る→怪獣
などなど挙げるときりがないですが、いろいろなパターンでママ・パパを困らせてくれます。
そんな話をするとお隣の方も「うちもなんですよ~」となり、逆にこちらが話を聞いていても「あ~、わかります!!」ってなりました。
つまり、子どもが言うことを聞かないのはどこのご家庭でも”当たり前”。そんな”当たり前”を”共有”することで、「うちの子、変なのかな?」という不安が解消されほんの少しだけ気が楽になりました。
幼稚園や保育園に通っていれば送り迎えのときにママさん同士でちょっと話す機会もあり”共感”することができますが、自宅のみで育児されてるとそんな”当たり前”に気づくのが難しかったりするんじゃないかと思いました。
今はTwitterやインスタなどのSNSも普及してるのでそういった場でちょっとした「グチ」として吐き出すのもアリじゃないかと思います。
“当たり前”を褒める
2つ目のお話は”当たり前”になっていることをちゃんと褒めるということ←世のお父さん方、これ大事です。
大人になると「他人から褒められる」ということが少なくなるように感じます。大人だから出来て当然という感覚になるからだそうです。それでも仕事なんかをしていて期待以上の成果を出せば上司から褒められることもあります。大人になっても褒められるのは嬉しいことですよね?
チコちゃんに叱られるというNHKの番組で発表された「わが子と生涯で一緒に過ごす実質の時間」は、
- 母親 約7年6ヶ月
- 父親 約3年4ヶ月
だそうです。父親は母親の半分しかないのです。いくら育児を分担していてもママへの負担が大きいのは一目瞭然ですね。。
子どもが今日も元気で可愛いのは紛れもなくママの頑張りのおかげなのです!なのでまずは言葉で伝えましょう、
「ママ。いつもありがとう、いつもお疲れ様、いつも頑張ってて偉いね」と
「みんなで子育て」から「ワンオペ」へ
3つ目は「時代の流れとともに”家庭の形態”が変化していっている」というお話。
わかりやすく、アニメを例に出して話してくれました。
昭和:「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」
どちらも言わずとしれた国民的アニメですね。どちらのアニメでも子どもを育てるのに両親以外の大人が多く関わっているのがわかります。
「サザエさん」では、サザエさんの実家で「タラちゃん」を育てています。家事のほとんどは「フネさん」が受け持ち、「サザエさん」はだいたい「カツオくん」を追いかけ回しています。「サザエさん」は育児だけでなく家事の負担もだいぶ少ないように見えますね。(羨ましい限りです)
「ちびまる子ちゃん」では、「まる子ちゃん」の母「すみれさん」が家事・育児の大部分を担っていて、結構イライラされていますが、「友蔵さん」がまる子の遊び相手になっていくれたりしているので、負担の分散ができています。
他にも魅力的な「ご近所さん」達が子どもの成長を見守っている様子が伺えます。
平成:「クレヨンしんちゃん」
時代が流れ平成になると「核家族化」が進み、「野原家」のような家族形態が増えてきました。(我が家もこの部類です)
「野原家」では母「みさえ」が1人で家事育児をこなしていて、毎日「しんちゃん」と「ひまわり」の世話でクタクタになっているのがわかります。「ヒロシ」は普通のサラリーマンで、休日はダラダラしてたりもしますが、家族のことを1番に愛してて良い父親、良い夫、良い男であることがわかります。
ヒロシがどれだけいい夫であるか世のママさんたちに聞いてみたという記事がありましたので共有してみますww
https://news.line.me/issue/oa-mamasta/b0cdc16ce5b9
令和:「ワンオペ」の時代に
ワンオペとはワンオペレーションの略、もとはマーケティング用語で24時間営業の店舗などでお客さんが少ない時間帯を1人で回すことを指す言葉だったそうですが、育児におけるワンオペは、ママが1人で全ての育児をこなすことを指しています。
うちも平日はほぼワンオペになってしまっています。特に夜は子どもがなてから帰るということもザラにあります。
上手にサボる
本来、人間は1人の子どもの面倒を大勢が見るという習慣があったそうです。それが急速な時代の流れによって「核家族化」が進んだことで、形態の変化に追いついていない状態になっています。
そんな中、ストレスを少なく育児するためには完璧を求めないことだそうです。
例えば食事に関して、体に良いものを食べさせたい・手料理が安心ですが、たまにはお惣菜を買ってみるとかの手抜きをしてみましょう。
「〇〇でなければならない」という考えから離れることが大事です。
叱るときのポイント
子どもが言うことを聞かずイタズラしたり、せっかく片付けた部屋を散らかしたりしたら「もう止めなさい!!」と大きな声で叱りたくなってしまいます。
まず、イタズラをしている子どもを叱る時
叱るとその時は止めますがしばらくするとまた同じことを繰り返しています。そしてまた叱られての繰り返しです。
子どもからすると、叱られる=親から注目されるとなっているそうです。なので親の注意を引きたい時にイタズラをするんだそうです。
叱る前にどうしてそんなことをするのか、子どもの話をよく聞いてあげてください。その時も急かしたり、それは違う、それはダメと否定するのではなく、子どもの言葉の中にある感情に共感してあげることが大切です。
次に子どもが言うことを聞かない時
子どもが家の中を走り回るとせっかく片付けた部屋があっと言う間に散らかってしまいます。その時も頭ごなしに止めなさいとか静かにしなさいと言ってもなかなか言うことを聞きません。
そんな時はまず褒めることです。走り回ってる子には「今日も元気いっぱいだね~すごいね~」と声をかけ、その後に「でもお家の中で走り回ったらダメだからお外で遊ぼうね」と言うと効果的だそうです。
褒められると子どもも嬉しくなり、もっと褒められようと頑張ってくれます。なので、褒めるためのルールを作り、守れたら褒めてあげる。出来なくてもやろうとしたことを褒めてあげる。次はできるようにどうしたら良いのかを一緒に考えてあげましょう。
給食試食会
保育参観の最後は給食の試食会でした。家では野菜を残しがちなお姉ちゃんが給食のサラダはおかわりして食べると聞いていたのでどんなものか楽しみでした!
はじめに給食の先生が日頃子ども達がどんなものを食べているかを紹介してくれました。
お米や野菜は契約農家さんから無農薬のものを頂いています。年少さん以上のクラスになると、縦割り保育の一環でお米さんチームとお野菜チームに別れて農家のお手伝いにも行っているそうです。
試食のメニューは
- 白米と五分づき米のおにぎり
- いりこだしのお味噌汁
- 鶏肉の香味焼き
- 昆布と野菜のおひたし
白米と五分づき米のおにぎり
五分づき米は玄米と白米の中間で玄米より食べやすく、白米より栄養価が高いお米です。それを普通の白米と合わせてより食べやすくしたおにぎりです。
給食だけでなく、おやつの時間に出されることもあるそうです。
いりこだしのお味噌汁
家でもママがお味噌汁を作ってくれますが、だしに使うのは粉末です。粉末でもお手軽で十分美味しいですが、いりこから取っただしはなんとも懐かしく安心する味でした。
鶏肉の香味焼き
子どもが食べるものだけあって薄味ではありますが、お肉の中心までしっかり味がしみていました。また、胸肉を使ってさっぱりとしていましたが、パサパサ感はなくとても美味しかったです。
昆布と野菜のおひたし
和風だしが小松菜などの旬野菜に染み込んでいて、子どもがおかわりするのがわかりました。
安心できる給食
ママも家で食べるご飯はママが子どもの栄養とパパの健康を気遣って作ってくれていますが、目が届かないところではどんなものを食べているのか気になっていたようです。
実際に試食してみたことで、その不安も解消したようでした。
保育参観を振り返って
今回の保育参観で子どもの成長を感じたのはもちろん、にじいろグループの方の話を聞いて共感したり、そうなんだという気づきがあったり、おいしい給食を頂いたりと午前中だけという短い時間でしたがとても密度の濃い体験が出来ました。
今後の子ども達の成長が楽しみです。